お子さんと一緒にご参加いただける森林セラピー®︎は
私にとっては「幸せのお裾分け」をしていただく時間
でも
大事なお子さんを山道に案内する時はいつも以上の緊張感があります
そして
今日は何より
お父さんをサポートしなくちゃいけない日
なぜなら
今回は最年少のよちよち歩きのお子さんを
お父さんが背負って参加
・・・安全にご案内しなければ
しかし
出会って数分後
笑顔で近寄ってくる小学生のお嬢さんに
ガイドさん二人はメロメロ
緊張感を忘れてついつい楽しくなってしまう
さて
話は少しズレますが
コースの出発点である西丹沢ビジターセンターは登山の出発点でもあり
低山であるものの険しい山も多く、遭難も多いため
神奈川県松田警察署の山岳救助隊の連絡所にもなっています
救助隊の皆さんはとても気さくで
普段はどうでもいい(失礼)世間話をしたりしていますが
いざ遭難があると
何十キロという重い荷物を背負い
時には大人一人を背負って下山してきます
そんな隊員の皆さん全員、お父さん
ちなみに
二年前の2019年6月
森林セラピー®︎の申し込みをしてくださったのは、お母さん
その時
長男さんは11歳
長女さんは4歳
残念ながらその回は雨で中止となってしまいましたが
二年越しでお会いした時には
もう一人小さなお子さんも一緒
二年あれば
人が生まれ
歩くようになるんだと
思わず感慨深くなってしまう
そして、家族にとって
お父さんの背中は
更にたくましいものになっているのだろうと
まるで外国人のハイカーさながら
子供を背負うお父さんは何よりも絵になっていました
ということで
安心ひとしきり
お父さんのサポート
ちょっと手薄だったかもとガイドは反省しております
急な階段の登り降り等、本当にお疲れ様でした
そして後日
お母さんからは
とてもとても丁寧なお礼のメールをいただきました
森の中
山の中には
現代っ子の喜ぶようなアトラクションはありません
だけど
家族の会話を増やすきっかけづくりになったようで嬉しい限りです
私は今年
地域の学習支援員として
山北高等学校の学生さんと関わらせていただいています
「探究」というカリキュラムで
来月1年生の全クラスを西丹沢にご案内するプロジェクトに携わっており
何か一つでも丹沢の自然に興味を持っていただけるきっかけづくりになればと思っています
学校の担当者の方は
「うちの学生は本当にいい子達ばかり
礼儀正しくて挨拶もできる
ただ主張したり意見が言えたりするタイプの子は少ないのかな」と
確かに
主義・主張の強かった私の時代と違う、笑
だけど
なんとなく
大人より情報をたくさん得ている彼らは
常に何かを考え模索しているようにも思える
そんな彼らが大人になって
自分達が住みやすい社会と環境を作ってくれることを願うばかり
これまで
お子さんをガイドした経験が
こうした形で生かされてくるのは
ありがたい事です
高校生以下は無料の森林セラピー®︎
必ずお受けできるとも限らないのですが
ご希望の方はいつでもご相談下さい
さて
12月になると参加者さんもほとんどいない状態なので
私は一人で山に登っています
くれぐれも
救助隊のお世話にならないように
そして今年
今回は心強いサポートありがとうございました
春になったら
またたくさんの方にお会いできますように
今回のコース: 小滝より上の木橋まで 往復2.2km 3時間 消費カロリー790kcal
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