先日岩手の東日本大震災の被災地を旅してきたそうで
そこでただ現場を見るだけではなく
地域の人からも話をきて
いろんなことを感じとったそう
海岸線には海辺が見えないほどの高い堤防が作られ
かつての漁村の景色は無くなったと地元の人が語っていたんだって
西丹沢にも
昭和47年7月に起こった豪雨災害をきっかけに
いくつもの堰堤が造られた
まさに私が生まれた時
だけど
ここには
かろうじて自然に近い景観が残っていて
しかし
最近では
2019年の豪雨の爪痕も登山道上にしっかり残ったままの状態
人的被害はなかったものの
県道や登山道が壊滅し
もうガイド業も廃業だなと思ってしまったほどの状況だった
人工的に作ったものを
また補修して
安全性を確認して
再利用するには途方もなく時間がかかる
だけど
自然に近い状態であった山道を
今度は別のルートを作れば
また前に進むことはできる
本来はダメなことなのかもしれないが
西丹沢の常連登山者さんが
ちょっとずつ補修してくれて
だけど安全性は担保されないから
あくまでも自己責任ということになる
本来
生活道路ではないこの山道は
人の手で切り開かれたもの
後に
登山やハイキングといったレクリエーション要素が加わって
この丹沢大山国定公園エリアは県の管理下で
登山道の維持管理が行われている
舗装された平らな道に慣れている私たち
世の中が便利になればなるほど
私たちの体は退化していくような気がする
自然と共に生きていく
繰り返し起こる災害にも意味があるのかもしれない
豊かさの裏に
もう取り戻せない環境と生活
だけど
恵まれた環境での生活を知ってしまった私たちは
100年前の暮らしには戻れない
よりよく生きること
私は環境保護や健康志向を訴える人ではないので
あるがままを受け入れる
私の人生が
60歳か
80歳か
100歳か
どこが最後なのかわからないけれど
今しかできないことを
やらないと後悔するだろう
昨日と同じ明日はないから
#森林浴 #森林セラピー #神奈川
参加者さんからの感想
今年初めての西丹沢
天気予報では午後から曇りだったけど、きれいな青空
ミツマタが満開でとても可愛い
枯葉の間にはまだ残っていた氷粒があったけど、多くの木々が芽を出していて
もうあっという間に春
砂場に寝そべって大きくストレッチをしたあとは、数分間目をつぶって無になってみる
風が葉っぱを揺らす音、鳥の声、たまに聞こえる飛行機、そして沢の音
ここにいるだけで身体いっぱいいい空気を吸ってサイコーな一日
先日の強風で多くの木々が倒れていて杉の木もその一つ
なのに森の中では花粉症の症状も出なくて、コンタクトも乾かない
自然の空気循環のすごいこと
また来よう、そしていつもありがとうです