過去は見ることができても
未来は見ることができない
そう教えてくれた人がいた
写真や記憶
私たちは
それを辿って過去を見ることはできる
私にとって
何百回と歩いたこの道
だけど
同じ景色を見ることはない
それは人工的ではない自然そのままの景色だから
紅葉
人々がイメージするのは真っ赤な紅葉
だけど
自然林の中では
真っ赤な紅葉はまばらに存在するだけ
標高500mの森の中では
紅葉せずに越冬する樹木もある
たった1年前
一緒に歩いた道も記憶はお互い曖昧
紅葉ってどんな感じだったっけ?
それくらいの記憶
人は時に過去の記憶を塗り替えることがある
事実ではなかった出来事を
作り変えて
さも現実のように記憶してしまう
それでも
書き換えができないくらいの記憶は
別の記憶に一時的に置き換えるしかない
パソコンのスリープモードになった時の
スクリーンセイバーみたいな感じ
自分にとって不快でないものに置き換える
記憶のストレージには優先順位があって
なぜかすごく幸せを感じた瞬間よりも
辛かった記憶が優先される
生き物はセキュリティー優先に記憶が働く
不快なもの
危ないもの
怖いもの
でも
必ずどこかに
安全と安らぎを感じる記憶があれば
不快なもの
危ないもの
怖いものよりも
幸せ
愛情
安心に感じるものに書き換えられるはず
そうやって
生きる術を見つけて
生きている
#森林セラピー #森林浴 #神奈川
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