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森歩き日記 Vol. 51



昨日は開業8年目を迎えた日


「十年続けること」を目標に

頑張ってきた


だけど


去年あたりから

少しずつ

体調不良となることが多くなり


自信があった体力と気力に翳(かげ)りが見え始めた


この事業を続けていくことに変わりはないけれど

突っ走ってきた足を

少し緩めてみようと考え始めた


きっかけは

毎年の確定申告


多い時で6枚の源泉徴収票を広げ

度を超えた兼業に一年間の労を感じ


その頑張りを起爆剤に奮闘してきた


そうして気づいたのは

看護師として働いている今の職場の存在


人生で初めて

明日仕事に行くのが楽しみと思う職場に出会ったこと


だけど

こんなに好きなことを好きなように経験できる人生も

そう長くはないだろうと考え始めるようになった


若い頃


私は冒険好きで

頑張って貯めたお金で海外で生活することに憧れ

安定とは無縁の30代まで過ごしてきた


でもそれ以上に

40代は私にとって人生の2番目にたくさん冒険ができた年でもあり


幸運にも

それは偶然にも40代最後に出会った今の職場のおかげだと思う


そして

50代はこれまでの恩返し


若い頃は気づけなかった

自分のために親切にしてくれた人に

直接の恩返しはできずとも

知らない誰かにその恩を返すことができるようにと始めたのが


森林セラピー


私の活動拠点である西丹沢は

法律によって自然を保護されている地域


無許可で森林伐採や宅地造成ができない場所


「守られていること」

「守ること」


相反することなく

利害関係のない均衡性は

人の関係性においては

時に難しさも生む


「セラピー」と名前をつければ

誰かを癒し

勇気づけるもののようにも捉えられるが


その位置付けは難しい


雇用すること

雇用されること


安定的な収入を得られること

安定した人生を保証されるもの


憧れと理想を持って

ベンチャーやスタートアップとして起業する人も多くなった時代


八年目


あと二年をどうやりくりするのか


私が昔

在宅医療の現場で師事してきた医師に教わった言葉


「プラスマイナスの法則」


足すのは簡単だけど

引くのは難しい


年齢は足されても

ある年齢を越えれば

引き算が始まる


そろそろ自分の力量を見極めて

足すでもなく

引くでもなく


やじろべいのような

バランスの取れた働き方を見つけられるように考える年代になったのかと


何が言いたいかというと


限られた日数で

森林セラピーを体験したい人がいるとすれば


同じものを

同じように提供する


足すでもなく

引くでもなく


いつも

同じ場所

同じこと

同じようにそれをすることで


自分の負担も軽くなる


とはいえ

やっぱり

自然相手が故に

思うようにいかない現状もある


足し過ぎず

引き過ぎず


でも

私の体は正直で


「少しずつ引いていこうよ」


安定した収入があってこそ

この事業が続けられる理由


また4月からトリプルワークが始まります


頑張れ私!


#森林セラピー #森林浴 #神奈川


 
 
 

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