私はこのガイドの仕事だけでは食べていけないので 普段は看護師の仕事をしていますというと 大概びっくりされる ガイドの仕事は安定しない 天候にも左右されるし 季節にも左右される それよりも 森林セラピーという言葉が未だ定着しない ガイド歴８年 未だ安定した集客力もなく 森林セラピーの内容にも幾度となく迷いが生じて 上手くいかなかったと反省する日々 参加者さんが一人でも 少人数でも 団体でも 委託事業でも いろんなことにチャレンジしても 未だ正解がない 今日 集合場所の谷峨駅までに 知らない３人のおじさんに話しかけられた そのうちのお一人は 「これ勤労者のイベントでしょ、懐かしいね」 別の人からは 「前にもここにいたでしょ、あの時、バスが１時間遅れてきた時」 偶然出会った人 今日ご参加頂いた方々 人と人とのつながりや距離感 田舎と都会との格差 野生動物との距離感 山道を楽々歩く事が難しくなった人間 生きづらさや不便さ 豊かさと安定 私はその両方を行き来しながら生活しているので 豊かさのありがたみと 不便さのありがたみ そのどちらも必要なんだと知ってい

先日 亡くなった母のPCを処分した 本当は何も見ずに捨てるつもりだった いくら親といえどもプライバシーはある だけど もしかしたら大切な思い出がそこに残っているかもと 写真フォルダーを開けてみた 私が海外で生活している間に 母は 私が帰国してから旅した場所と 同じ場所を旅していたことを知った 上高地 西沢渓谷 明神ヶ岳 母の性格なのか 自分はほとんど写っていない 私とは真逆だ 写真は上手く取り出せたが 見ているうちにそのPCを処分するのがもったいない気もした でもそのまま リサイクル業者に引き取ってもらった 資源とは なんだろう これから先 当たり前と思っていたものが簡単に手に入らない時代になるかもしれない 資源も枯渇し 作り手もいなくなる そんな時代になるのであれば 一番大切な資源は「人」だと思う 働く人がいなくなれば 豊かな生活は徐々に失われていく 家に帰れば スイッチを押すだけで暖かい部屋になり レンジを使えば即座に暖かい料理を食べられる 少なからず100年前にはなかったものだ 今日 正午を過ぎて 日が落ちて 感じる寒さ 参加者さんにも暮れ